2009年度 夏の巡検・南陽
7月3日(金)午後 晴れ
<参加者>
南陽高校 鈴木先生
米沢東 高田先生
興譲館 齋藤先生
米沢中央 公平先生
長井高校 早川先生 金田先生
米沢工業 有川先生 長岡先生 白旗(記録)
<行程と記録>
@ 宮内熊野大社: 鳥居前町&城下町として発展した宮内の歴史
南陽市宮内の北部に位置する神社です。日本三熊野(みくまの)の一つとされています。本殿は壮大な茅葺屋根となっていて、見るものを圧倒します。祀っているのは国生みの女神といわれるイザナミノカミ。
宮内は、町名に象徴されるように鳥居前町として発展しましたが、直江兼次が米沢に本拠を置いてからは北の最上氏に対する形で宮沢城が建設され、城下町としての性格をも持つようになりました。宮内町内の交差点はカギ状路の複雑な道で、典型的な城下町の様相を見せています。
また宮内の町づくりは、北に玄武、南に朱雀、東に青龍、西に白虎の4神を配した風水思想を意識した町づくりになっています。玄武は水、白虎は土をつかさどりますが、実際の地形(川や山)と照らし合わせてみるとまさしく適合しています。
本殿へと続く参道。階段は30段程度 地図と風水などの説明書 参道。本道裏側
圧巻の熊野大社本殿です。茅葺屋根は2006年に葺き替えが完了しました。
A 宝山: 美味しいお蕎麦と蕎麦がきなどなど
吉野川をさかのぼる形で上流方面に向かうと集落があります。吉野の最奥部にある蕎麦屋です。
B くぐり滝: 自然の力のすばらしさを堪能できます。
岩の合間をくぐって滝が流れます。 足場わろし。滑らないように!
吉野川の源流にあたる山地の中に、特殊な地形を持つ滝があります。川がトンネル状に侵食された岩を流れ、滝となって落ちてくるのです。気の遠くなるような長い年月をかけて川が岩をぶちやぶって、滝をつくったのでしょう。自然の力の偉大さに感動です。
余談ですが、行くまでの道のりはかなりキツイです。車道は数キロに渡って狭い砂利道を走ります。すれ違いもできません。さらに車を降りてから400mほど歩きます。雨が降ると足場が不安定になると思われます。トカゲやヘビにも出会えますよ(笑)
C 佐藤ぶどう酒: 南陽の名酒「金渓ワイン」のワイナリー
説明を受けます 傍にはワイン 貯蔵樽
名酒「金渓ワイン」のワイナリーにお邪魔しました。南陽市内には他にもいくつかのワイナリーがあります。
訪問時はシーズンオフで、工場が稼動している様子をみることはかないませんでしたが、国産ワインの市場動向、醸造の流れ、独自の取り組みなど、多岐にわたって興味深いお話を頂きました。特にデラウェア種を使ったワインの生産に力を入れているとのことです。
参考:佐藤ぶどう酒HP
我々が訪問したことを、ブログに掲載していただきました。