2008年度 秋の巡検・福島

10月4日(土) 晴れのち雨

 

<参加者>

 

米沢中央 公平先生

米沢工業 有川先生 鈴木先生 長岡先生

長井高校 金田先生

南陽高校 白旗(記録)

 

 

<行程と記録>

 

@ 大鳥城跡 城主佐藤基治は、義経に従った継信と忠信の父。

  

供養塔、石碑などが歴史を語ります。

 

山を切り開いて造られた山城跡を、整備された山道を歩き20分ほど散策しました。山頂のひらけた広場では

義経に従い、命を落とした名将佐藤兄弟の悲劇、石那坂の戦いなど東北の歴史の転換点について学ぶことが

できました。(参考:写真

 

 

A 医王寺: 飯坂温泉の南、摺上川の右岸の河岸段丘上にある佐藤一族の菩提寺。

 

薬師堂、継信・忠信公の墓石へ続く道                      薬師堂 欄干の部分には石の絵馬

 

 義経に従って平家と戦い、屋島の戦で命を落とした兄・継信。義経が兄頼朝と不和となって都から脱出する際、義経の

身代わりとなって追手を引きつけ、討ち死にした弟・忠信2人の墓石は医王寺の奥に立ち並んでいました。「石」を使う

のは、河川の上流地域ならではでしょうか。

 宝物館では戦の様子を表した絵巻物などの資料を見ることができました。(何故か古墳時代の遺構も展示されてましたが)

 

 

B 文知摺観音: 現在の福島市及びその一帯を、かつては「信夫の里」と呼んでいた。

その地にある文知摺石。「もちずり」とは聴きなれぬ言葉ですが、模様のある石の上に

布を当て、忍ぶ草を刷り込んで緑色に染める、古来の技法。

 

入り口                                           文知摺石 デカイです。

 

みちのくの しのぶもちずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに」 河原左大臣源融

 園内の資料館に、紙に文知摺の模様をあしらった巻物が展示されており、自然が作り出す不思議な乱れ模様に

感動いたしました。(写真に撮れなかったのが残念ですが)

また紅葉がすばらしいそうです。まだ色づいてなかったですが、もみじがたくさんありました。

 

 

C    信夫山: 信夫山は福島市の中心市街地北部にある山。標高273m。

いつも見ている山でしょうが、いろいろ面白いものがあります。

車で周辺を回りました。今度機会があるときにゆっくり訪れたい場所です。

この後、和食のお店で昼食。

 

D アンナガーデン 行ったことがあるかもしれません。お洒落なお店がたくさんあります。

  

教会 結婚式が行われてました        ヨーロッパを思わせる建築物、風景

 

 国道115号線で土湯峠に向かう道の途中です。オシャレなカフェ、輸入雑貨店などが目白押し。

 

 

E 四季の里 福島市郊外の自然を満喫できる公園

 

家族連れでにぎわう広場 背後の森林散策もできるとか          水音、心地よい風に心が癒される空間です

 

 国道115号線をはさんでアンナガーデンの反対側にあります。ビール園、イベント、水遊びなど、四季を通じて

家族で楽しめます。山形県には森林などを生かしたスポットが少ないそうです(平地は田畑にしてしまうため)。

 また産直もあり、福島のおいしい果物・野菜が手に入ります。

 

 

F 眉状扇状地: 福島盆地の西の縁に流れ出た所(大笹生安養寺付近)に松川が作る扇状地がある。

この扇状地を南北に断層が走る。その断層面が眉上に見え珍しい地形です。

 生い茂った木々に隠れて見えづらかったですが、右岸の断層崖は松川の浸食を受け無くなっており、

左岸と明らかな高低差が確認できました。

 

 

G      白和瀬神社: 福島駅から北西9Kmの大笹生に鎮座。信夫郡の式内社。

  

  神社境内 右の像は「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」

 

 

H スカイパーク 福島の果物をいち早く消費地へ。理念はわかりますが、その現状は………

 大雨に逢い、写真は撮れませんでした。山の中に作られた小型機専用の飛行場です。農産物輸送用ということで

建設されたそうですが、農家は全く利用しなかったため、現在は体験飛行などを行っているとか。

 

 

I 羽州善光寺: 課外活動

  

  阿弥陀堂 中には見返り仏

 

 帰り道に立ち寄りました。ここの阿弥陀仏像は、霊がちゃんと着いてきているか振り返って確認

しているのだそうです。

 

 

 

 公平先生のご尽力によりルートを決めていただき、また車も出していただきました。

ありがとうございました。

 

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